西港のそばにあるミレニアムパーク 島の歴史も感じられるスポット【南大東島】

ミレニアムパーク

南大東島西港のすぐ近くにある公園、ミレニアムパーク。手入れの行き届いたきれいな公園です。

01ミレニアムパーク

この東屋はカワラ屋根建築がモチーフ。南大東島では生活が安定してから普及した様式だそうです。

02ミレニアムパーク

パーク内の防波堤には島の子供たちの卒業記念の絵が描いてあってカラフル。

03ミレニアムパーク

島あるあるです。

04ミレニアムパーク

05ミレニアムパーク

南大東島には西港のほか北港、亀地港があります。南北大東島では唯一の定期船である貸客船だいとう。船は当日の海の状況によって入港する港を決めるそうです。西港に入港した場合はミレニアムパークからその様子を見ることができます。この写真は荷物の積み下ろしをしているところ。

06ミレニアムパーク

ミレニアムパークはけっこう広いです。

07ミレニアムパーク

こんなシャレた遊具もありました。南大東島名産のマグロの姿がちらほら見えます。

08ミレニアムパーク

こちらの東屋はトタン屋根建築がモチーフ。台風に強く安価なため昔の南大東島ではよくみられた様式ですが、現在はカワラ屋根が増えています。

09ミレニアムパーク

公園内には長屋橋という橋が架けられていました。

10長屋橋

ボロジノパーク

橋を渡るとそちら側はボロジノパーク。ちなみにボロジノとは島を発見したロシア海軍の艦船の名前です。

11ボロジノパーク

ここにある東屋はシロッパ屋根建築がモチーフ。開拓当時(1900年ごろ)は屋根に島で採れるビロウの葉(シロッパ)が使われていました。夏でも涼しいというメリットがあるそうです。

12ボロジノパーク

ボロジノパークから見た南大東島の海岸線。

13ボロジノパーク

隆起サンゴ礁の島である南大東島。ゴロゴロと石灰岩が広がる険しい地形の海岸線です。小さな島とはいえ一人の人間から見れば広大ですね。

14ボロジノパーク

フロンティアパーク

さらに内陸側にはフロンティアパークというキャンプ場もあります。

15フロンティアパーク

南大東島開拓百周年記念碑という大きな石碑がありました。

16開拓百周年記念碑

どうやら炊事棟は立入禁止のようです。

17炊事棟

おそらくここがキャンプ場。けっこうな広さがありますね。周りにはあまり明かりがなさそうなので夜は星がよく見えるかもしれないです。

18フロンティアパーク

フロンティアパークの真っ直ぐな道。

19フロンティアパーク

金毘羅神社

キャンプ場の近くには金毘羅神社があります。

20金比羅宮

二つ目の鳥居。

21金比羅宮

その先に本殿があります。八丈島の開拓団が入植した南北大東島は文化的に八丈島の影響が強いです。お隣の北大東島に金毘羅神社があるのもおそらく八丈島の影響でしょう。

22金比羅宮

旧ボイラー小屋

国指定登録有形文化財である南大東島西港旧ボイラー小屋。台風時に船を引き揚げるための原動力として使われていたそうです。ちなみお隣の北大東島には燐鉱山遺跡というけっこうな規模の遺跡が残ってます。

23廃墟

上陸記念碑

西港から島の中心である在所集落へ向かう道を少し登ったところにある上陸記念碑。1900年(明治33年)に23名の開拓者が初めて上陸に成功したそうです。険しい地形の南大東島。3度の遭難の末の上陸だったそうで大変な苦労をして上陸されました。現在こうして島を旅行できるのも先人の苦労の賜物。感謝しないといけないです。

24上陸記念碑

ただの公園かと思いきや東屋で南大東島の建物の変遷を説明していたり、開拓に関する記念碑があったりと島の歴史を感じさせてくれるスポットでした。絶海の孤島にありながらも手入れが行き届いていて、散策するのも気持ちいいと思います。

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  • スポット名
    ミレニアムパーク
  • 住所
    沖縄県島尻郡南大東村池之沢 ミレニアムパーク

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