世界最大級の蛾ヨナグニサンを知ることができるアヤミハビル館【与那国島】

祖納集落から少し離れた場所にあるアヤミハビル館

祖納集落から車で5分ほどの場所にあるアヤミハビル館。アヤミハビルとは日本最大の蛾であるヨナグニサンの与那国方言の言い方です。

01外観

こちらがアヤミハビル館の入口。

02入口

館内にはヨナグニサンや与那国島にに関する様々な展示があります。

03館内

ヨナグニサン

ヨナグニサンは日本では石垣島・西表島・与那国島に分布。海外ではインド・スリランカ・中国・マレーシア・インドネシアにいるそうです。

04生息分布図

沖縄県の指定天然記念物であるヨナグニサン。日中は木陰で休み夜に行動する夜行性ということで、なかなかお目にかかるのは難しそうです。

05世界分布図

でもご安心ください。このアヤミハビル館には標本があります。こちらはオス。

06ヨナグニサン雄

こちらはメスのヨナグニサン。微妙に模様が違いますね。個人的に蛾といえば気持ち悪いイメージでしたが貴重な蛾となればきれいにすら見える不思議。

07ヨナグニサン雌

ヨナグニサンの糸を使ったつむぎ織りです。蛾から糸が取れるんですね。

08つむぎ織り

アカギという植物の葉を食べたヨナグニサンの幼虫の糞で染めた絹糸。糞でこんなに綺麗な色になるのは驚きです。

09絹糸

ヨナグニサンだけでなく与那国島の蝶の標本もあります。

11与那国島の蝶

与那国島の昆虫や外国のヨナグニサンの仲間の標本。

10ヨナグニサンの仲間

アヤミハビル館ではヨナグニサンの成長を追ったVTRも見ることができます。

12VTR

標本でも見た通りメスとオスで微妙に模様が違いますね。頭に付いてる触覚もメスとオスで違うようです。

13VTR

卵からかかえったすぐの幼虫は約5ミリ。何度か脱皮してこの終齢と呼ばれる形態になります。

14VTR

そしてこの終齢で繭を作り羽化するとやっと成虫です。羽を広げると最大約24センチもあり日本最大。世界でも2番目に大きな蛾です。

15VTR

資料館

ヨナグニサン以外の展示も充実しているアヤミハビル館。こちらは沖縄県の絶滅危惧種の一覧です。沖縄だけもこんなにあるのかと思うと環境について考えさせられます。

16沖縄県レッドデータ

この辺りはヨナグニサンはもちろん与那国島の資料なども展示。

17館内

18パネル

与那国島の昆虫の標本です。

19昆虫標本

地元の小学生が作成したヨナグニサンの観察資料。こういう学習はいいですね。

20パネル

ヨナグニマルバネクワガタについて。島の固有種でしょうか。

21クワガタ

ここは与那国島の爬虫類のコーナー。

22固有種

鳥類の展示もありました。

23固有種

外来種のコーナー。与那国島でも例外なく外来種による環境の変化があるようです。生き物に罪はないので持ち込まいことが大事ですね。

24外来生物

本物のヨナグニサンの幼虫がいらっしゃいました。

25幼虫

おそらく本物の繭。

26まゆ

ここにはサナギが入っているそうです。運がよければ成虫を見ることができそうです。もちろん私は見れませんでした。
27サナギ

最後にヨナグニサンの標本です。

28ヨナグニサン標本

与那国島の中心である祖納集落から少し離れていますが、見学する価値は十分にあるアヤミハビル館。雨でも楽しめる島では貴著なスポットです。

掲載内容は訪問当時のものです。現在とは異なる場合もありますのでご注意ください。
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  • スポット名
    アヤミハビル館
  • 料金
    大人500円 子供300円
  • 電話番号
    0980872440
  • 営業時間
    10:00~16:00
  • 休業日
  • 駐車場

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