粟国島のおすすめ観光スポット10個!アクセスや雰囲気もご紹介!
行ったことがない人にとって離島はおそらく未知の世界ではないでしょうか。実際に粟国島を訪れ旅行した管理人がご紹介します。
粟国島の概要
沖縄本島の北西約60キロに浮かぶ粟国島。島全域が島尻郡粟国村に属しています。粟国島のみで構成されている粟国村。いわゆる一島一村の島になります。人口は約660人ほど。面積は沖縄県の島の中でも20番目ほどとそこまで大きくはないにもかかわらず最盛期には5,000人を超える人が住んでいたというから驚きです。周囲に島はありませんが南西に久米島、南に渡名喜島や慶良間諸島があります。
粟国島へのアクセス
粟国島へは航路で那覇港泊ふ頭ターミナル(とまりん)から1日1往復のフェリーが出ています。所要時間は約2時間。また空路もあり月・火・水・土に1日1往復の飛行機があります。こちらの所要時間は約25分。タイミングが会えば移動時間を短縮できますね。
島内でのアクセス
粟国島ではコミュニティバスや乗り合いタクシーがありますが観光で使うは難しそうです。レンタカーかレンタサイクルが現実的な選択肢になるでしょう。ちなみにレンタルバイクはないようです。島の大きさからすれば自転車でも十分に観光は可能。ただし粟国島は高低差もあるので、自転車は電動アシスト付きですが場所によってはきついです。疲れたくない場合はレンタカーがいいでしょう。
粟国島の印象
ゆったりとした時間が流れる粟国島。島内はいい意味で観光地化されておらずのんびり過ごすことができます。石垣や赤瓦など昔ながらな町並みの面影を残している集落内。特段何かのスポットでなくてもブラブラ散策するだけでその雰囲気を楽しめます。もちろん集落内以外にも見どころはあります。色々と詰め込んで積極的に行動するというよりは、ゆっくり過ごすのがオススメの島です。
粟国島の観光
石垣・赤瓦
前項でも少し触れましたが粟国島の集落内には昔ながらな石垣が今も残っています。
石垣にいる獲物を狙ってヘビがやってくるためハブなどの毒蛇がいる島では石垣が残ってないことが多いです。
粟国島はハブがいないとされてきたためこれだけ石垣が残っているのかもしれません。しかし近年は粟国島でもハブが確認されているので油断は禁物です。
また石垣だけでなく赤瓦の家もあり沖縄らしい雰囲気を楽しむことができます。
大正池
集落の西の外れにある大正池。粟国島ではかつては水の確保に苦労しており、その解消のため大正時代に造られたのがこの大正池です。
現在では遊歩道や展望台が整備されていて散策することができます。
東ヤマトゥガー
島内でも屈指の観光スポットである東(あがり)ヤマトゥガー。島の南側の海岸沿いにあります。

東ヤマトゥガーは大きな岩が割れたように約1メートルほどの隙間がある場所。この隙間の先へ進むと海岸に出ます。

東ヤマトゥガーの入口からは周囲の海岸を眺めることができます。

ヤヒジャ海岸
島の南側で東ヤマトゥガーより西にあるヤヒジャ海岸。海岸の背後の高台には展望台があり、ここからの眺めはとてもきれいです。
展望台からは遊歩道が伸びていて海岸へ行くことができます。けど帰りはけっこうきついかもです。
海岸では約500万年前の火山活動により形成された地層や岩石を見ることができます。
マナハ
島の最西端にあたる筆ん崎(ふでんさき)。通称マハナともいわれます。
この一帯は風が強く高い木が育たないためか、まるで草原のような雰囲気です。
筆ん崎は断崖絶壁で標高は約87メートル。周辺の海はダイビングスポットとして有名だそうです。
洞寺
島の北部にある鍾乳洞である洞寺(てら)。入口には赤瓦の門が建っています。
階段を下って鍾乳洞へ。
ここは200年ほど前に雲水和尚という僧侶が読経の日々を過ごされた場所だそうです。
スロープや照明が整備してあり安全ですが、明るい時間帯での訪問がおすすめ。
沖縄海塩研究所
特産品としても注目されている粟国島産の塩。島の北端にある沖縄海塩研究所でも製造されています。
事前に連絡していれば工場見学も可能なようです。
村民牧場
粟国空港の西にある村民牧場。
ここにはソテツが自生しています。ソテツは食用にもなり昔は非常食用として植えられていたそうです。
この辺りは非常にのどかな雰囲気。
ウーグの浜
島の東側に広がるウーグの浜(長浜ビーチ)。浜は1キロほどあります。現在は近くにキャンプ場があるようです。
浜の周辺にはモンパの木が群生していて防潮林としての役割も果たしています。
西の浜
映画「ナビィの恋」のロケ地となった西の浜。
海岸には遊歩道が整備されていますが、私が訪問した時でも傷んでいる箇所があったので現在はどうなってるのか分かりません。
粟国島の風景
ゆったりとした時間が流れている粟国島。のどかな雰囲気が魅力です。
島の中心である東地区から粟国港方面へ伸びる道。
学校の前にある島唯一の信号機。子どもたちの勉強用です。
島の西部にある番屋跡(遠見台跡)。島で最も高い標高96メートルの場所にあります。異常があれば狼煙を上げ慶良間諸島を経由して首里に伝えたそうです。
同じく島の西部にあるイタジイの木。粟国村の天然記念物に指定されておりこの一帯のみに自生しています。島のお祭りのはちまきに使われるそうです。
掲載内容は訪問当時のものです。現在とは異なる場合もありますのでご注意ください。
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