座礁した外国船を島民が救助 日本とカナダ友好の地 ウジジ浜公園【沖永良部島】
外国船を島民が救助したウジジ浜
沖永良部島の南海岸の西寄りにあるウジジ浜公園。沖永良部島の中心地の一つである知名から近くにあります。
1890年(明治23年)にカナダ船籍のリジー・C・トゥーループ号が長崎からアメリカへ帰国する際、台風によってウジジ浜沖で座礁。地元の方によって12名の船員が救助されました。船員は手厚くもてなされ生存者10名は無事に帰国。後にカナダ政府から望遠鏡と金一封を村役場と島民に贈ったそうです。この公園は事故から110周年に整備されました。
こちらはリジー・C・トゥーループ号のイカリでしょうか。
階段の上は船を模した展望台のようになっています。
小ぢんまりとしたウジジ浜。
砂浜はなく波に侵食された岩が目を引きます。
水はきれいでした。
海難事故にあった外国船を離島の方々が救助した話はいくつかありますが、困った人に手を差し伸べるというのは何回聞いてもいいものです。当時は今のような設備はなかったはずですが、そんな中でも危険を顧みずに救助に加わった方々には頭が下がりますね。
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- スポット名ウジジ浜公園
- 住所鹿児島県大島郡知名町芦清良 ウジジ浜
- 駐車場有
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