宇久氏の菩提寺で七代までの霊廟がある東光寺と神楽が伝わる神島神社【宇久島】
宇久氏の菩提寺である東光寺
宇久島の中心である平にある東光寺。後に五島列島を平定して五島氏となった宇久氏の菩提寺(先祖代々のお墓があるお寺)です。
参道を進むと朱色の山門がありました。
東光寺は少し高い場所にあるので山門からは平の街が見渡せます。
東光寺の境内。
こちらが本堂になります。
本堂には龍をかたどった装飾がありました。
中央の龍の装飾の下には五島氏の家紋、丸に花菱。
本堂のお仏壇です。
宇久氏の菩提寺であるということで、本堂の裏には宇久氏七代の当主の霊廟がありました。
八代の宇久覚が福江島に移るまで宇久島を拠点としていた宇久氏。その七代までの当主のお墓が東光寺に残っています。
神島神社
東光寺の近くにある神島神社(こうじまじんじゃ)。
こちらが拝殿です。
五島列島には各地に神楽が伝わっていて、ここ宇久島には宇久神楽が伝承されています。宇久には神島神社に伝わる福江藩系と宇久島神社に伝わる富栄藩系の2つがあり祈年祭や新嘗祭で奉納されるということです。ちなみに五島に伝わる他の神楽には玉之浦神楽・岐宿神楽・富江神楽・福江神楽・上五島神楽・有川神楽があるそうです。
神社のすぐそばには宇久松原遺跡から出土した支石墓がありました。宇久松原遺跡は弥生時代の墓地遺跡。支石墓は朝鮮半島がルーツのお墓で五島列島ではここだけに見られる貴重な遺構だそうです。宇久島には弥生時代から人が住んでいたんですね。
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- スポット名東光寺
- 住所長崎県佐世保市宇久町平2397 東光寺
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